整理収納アドバイザーとは
housekeeping.or.jp
要は
お部屋のお片付けにお悩みの方を解決するための理論/手段を身につけるための資格
です。
お掃除に関してはスコープ外ですのでご注意ください。
グレードとしては以下が用意されています。
- 整理収納アドバイザー3級
- 整理収納アドバイザー2級
- 整理収納アドバイザー準1級
- 整理収納アドバイザー1級
1級になると整理収納アドバイザーのお仕事として働くことが出来るそうです。
自分が取得したのは2級ですが、知識としては1級相当とのことで
あとはそれが きちんと頭に入っているか/自分の考えで実践できているか が2級とは異なるところなのでしょう。
ちなみに2級以下は基本的には受講すれば合格するとのことです(※例外がある可能性はありますが)
また、公式テキストはAmazonでも購入可能となっています。
いままでは普通にどこかの会場に行って受講する必要がありましたが、このコロナ時代となりリモートでの受講も可能となっています。
自分もzoomで受講し取得しました。
資格に関してですが、結果的に取得して とても良かった と思っています。
片付けられない思考、片付けるための理論、実際の手法などを学ぶことができ、今後の生活にとても役立つものになりました。
ただこれは自分が元々片付け下手だったこともあるので、そうでない人にとってはあまり意味のないものかもしれません。その辺りはご了承くださいませ。
ちなみに、このブログ記事では整理収納アドバイザーの具体的な内容(要は片付けるためのコツ的なもの)は実はそれほど入っていません。
その話はまた機会があれば別記事にしてみたいと思います。
目次
資格取得の動機
ちなみに自分が何故受けたのか?についてですが
自宅の整理整頓をしたかったから
という至極当然の理由からです :)
ただ、この問題は本気で数年間悩みつづけており、いろんな思考を経て資格取得に至りました。それは後述します。
従来からのお部屋悩み
状況を整理してみました。
- 元々、自分も家族も物を大事に取っておくタイプである。
- 一時期、自分も家族も超絶忙しい時期が重なり片付けする暇がなくなった結果、気づいたら物が溢れていた
- コロナで自宅作業がメインになったことにより、よりお部屋の状況が気になる
- 少しずつメンタルに影響が出始めてきた
- 今に至る
お部屋に関しては元々数年来の悩みとなっており幾度となく改善しようと試みましたが根本的に解決するにまでは至りませんでした。
ちなみに部屋の状況ですが、よくTVで見るような汚部屋というレベルではなく、日常的に散らかっている程度です。
もちろんそういった中でも自分も家族もお片付けはしているのですが、テーブルやソファに物が置きっぱなし・床に物が置きっぱなしという状況はなかなか改善されませんでした。
なぜなら それらを収納するスペースが無いから です。
とにもかくにも物を減らす必要がありました。
提案
なんとか現状を改善したかったため、以下のような提案を行いました(抜粋)。 1
- 「誰が悪い」という話ではなく、家族事の問題とする
- 目的
- くつろげる部屋にする
- 健康に良い部屋にする
- 教育に良い部屋にする
- 現状子どもたち自身で片付けられない
- それは子どもたちのせいではなく「片付けられる部屋になっていないから」
- 子どもたちが自分自身で片付けられる部屋にする
- 解決策
- 案
- お片付けサービス
- 家事代行サービス
- トランクルーム
- オークション代行
- おもちゃ買取
- 本買取
- 特にお願いしたいのが「お片付けサービス」
- まず、最適な片付け方/家具配置がわからない
- それらをプロから教わるのがとても大事
- キレイな部屋を継続するためのコツを学ぶ
そして整理収納アドバイザー取得
ある時ひょんなことから整理収納アドバイザーの資格を知ることとなりました。
それを見て、自分が知識をつけて整理収納アドバイザーと同じだけのスキルを身に着けたら良いのでは?と思いました。
資格自体の金額も決して安くはないのですが、お片付けサービスのコンサルを頼んだとしても普通に 1-2万円はかかります。
それを考えたら自分で取得して今後の糧にしたほうがお得では?と思い資格取得に踏み切ってみました。
お部屋改善(進行中)
いきなり全部は出来ないので、現状は以下の方針にスコープを絞ってお部屋改善を進めています。
- (再校)お金はいくらつかってもよい
- まず、何はなくとも 家から物を減らす
- 収納は買わない。物の整理が終わってから購入する。
- 共有物/パーソナルなもの(個人所有物)含め、基本的には全部 決められたところのみ に収納するように意識する。
家から物を減らす
明らかに収納容量のキャパシティ不足なのでまずは減らさないと始まりません。
そのための手段として以下を提案しました。
- サマリーポケットで季節外のものを預ける
- 新規にトランクルームを契約し、処分する・しないに関わらずアクティブではないモノを一時的にトランクルームにとにかく移動する
- できれば、メルカリやオークションなど手間・時間のかかる手段は避ける
- 一括処分出来るサービスを利用する
- 出張ブックオフ
- 出張買い取りサービス
- リサイクルショップ
- 本はできるだけ電子化
物を処分するのはやはりそれなりに労力を使います。
しかも対象物は膨大です。まともに待っていたら数ヶ月かかるでしょう。作業者に負担を強いてしまいますし、またそれだけの時間は待っていられません。
そのためまずは対象物を トランクルームに物を移動する ことを提案しています。
同時に処分出来るものはしてもらっています。
その結果、特にここ最近は積極的に家族に協力してもらっていて劇的に改善が進んでいると実感しています。
本当に有り難いです。
家族をどう説得するか
実はこれが一番難しいところです。
一人暮らしであれば片付けたければ自分で自分のものを整理すれば良いのですが家族で暮らしているとそうはいきません。
そして、片付けに対する温度感も確実に異なりますし無理やり進めても必ず衝突することでしょう。
身も蓋もない話ですが、これについては やり方に正解はない と思っています。
部屋が心地良いかどうかは同居人により異なりますし、それをお互いに共有しディスカッションする必要があります。
そもそも「なんのために整理整頓を行うか」を認識/共有し、それをお互いに共有することが重要になってきます。
ただ、一つ確実に言えることは
その家に住んでいる家族全員がハッピーに暮らせる部屋になっているかどうか
が焦点となるでしょう。
前提
本題に入る前に、まず大前提として 感謝の心を忘れない ようにしましょう。
整理整頓を進めるにあたって提案している方はもちろん目的があってのことですが、
言われている方はなかなかモチベーション維持が難しいところです。
なにか一つ達成したら必ず感謝を忘れずに。
もう一つは絶対に否定したり批難しないこと。
物を所有すること自体は決して悪いことではないからです。
相手の意見も尊重しながら落としどころを見つけていきましょう。
説得方法
以下のような方法が考えられるかと思います。おすすめ順にソートされています 2
- 整理整頓することによって起こる良いことを共有する
- 理論で説明する
- インセンティブを与える
- 整理整頓しないことによって起こるネガティブなことを共有する
1. 整理整頓することによって起こる良いことを共有する
やはり基本的には整理整頓でポジティブなことが起こるよ、というのを伝えるのが良いと思います。
ざっくり言うと 家族にとって暮らしやすい部屋にしたい と提案する感じでしょうか。
そして どういう部屋にしたいか といった目的もセットで共有するのが良いでしょう。
以下、一例です。
- 子供が自分で片付けられるレイアウトになる
- ルンバがきちんと掃除してくれるくらいの部屋にする
- 所有物をきれいにディスプレイしたい
- エアロバイクを置くスペースを確保したい
- 片付いたことにより
- 健康的になる
- ものを無くすことが確実に減る/ものを探す時間が減る
2. 理論で説明する
整理収納アドバイザーでもポイントとして上げられていたのですが、
まず 自宅の収納の適正量を知る ことがとても大事です。
例えば、理想とする家の容量を 100 と仮定してみましょう。
そして容量100の場所に容量200のモノ詰め込んだらそれは生活するのに不自由な部屋と言わざるを得ません。
それがみんなが利用する共有スペースならなおさらです。
その状態で何も考えず物を増やすことはいわば
コップの水を溢れさせたままさらに水を注ぐ(新しいモノを増やす)
ようなものです。
その辺りを理解してもらいお互いの認識を合わせるのが良いかもしれません。
例として、自分の考える100という単位は以下を満たしていることです。 3
- テーブルの上に余計なものが置かれていないこと
- 床に一切物が置かれてないこと
- 収納となる場所がすべて 定常的に利用できる状態になっている こと(物置状態になっていない)
- 収納は 8-9割 で納めること(クローゼットがぎゅうぎゅう詰めにならない/本の上に本を横に置かない、など)
注釈にも書いていますが、この値は同じ100だとしても 家庭によって基準値が異なる ことにご注意ください。
相談して、明示化することが大事です。
かつ、家庭によっては「100のところに120までなら許容しても良いよ」という意見も考えられます。
硬く考えずに柔軟に考えましょう。
あまりやりすぎも良くないですが ご褒美 を用意するのも一つの手かと思います。
ある程度の閾値を定義して ここまでやったら何かを与える という手法です。
もし、対象者が欲しい物があるのであればチャンスかも知れません。
あるいは「片付いたらそのスペースに欲しがってたあれ買ってあげようか?」といったアプローチだとより良いかもしれませんね :)
4. 整理整頓しないことによって起こるネガティブなことを共有する
悪手にはなりますが、上記でも同意を得られない/またはなかなか状況が改善されない場合は
最終兵器としてネガティブなことを伝えるのも手かもしれません。
- そもそもこういうことを話したり議論すること自体がネガティブ
- お互いに精神的苦痛がある
- プレゼン/議論する時間が無駄
- 雑然としすぎていて家にいるのがストレス
- 子供の教育に良くない
まとめ
- 整理収納アドバイザーは、整理下手な人が手法を学ぶには最適
- 実際自分が抱えている自宅の悩み/解決方法
- まだ絶賛進行中ではあるが、家族の協力もあって改善されてきている
- 個人ではなく家族事とし、みんなで話し合って解決する
- 同居人にはなるべくモチベーションを持って整理を進めてもらえるように工夫する
もちろん、ものを大事にしたりたくさん欲しい物を所有することは良いことだと思いますし尊重したいです。むしろ家族としては好きなものを好きなだけ購入して楽しく暮らして欲しいです。
ただ、それが家族の限度を超えている場合には話し合いましょう。
物の取り扱いについて折り合いをつけて、家族として幸せになるところを見つけていくのが大事だと思います。
Ref: 参考サイト
※注意 参考サイトで発生した事象につきましては一切責任を負いませんので自己責任でお願い致します。
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